023Rom・jen ロム・エン
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佐藤瑞果さんオリジナルのバッグ。

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作家ものの器。豆皿や小鉢、マグカップなどがギャラリ-のように置かれている。

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リトアニア産リネン。リネンの原料は、フラックスという植物。肌にも優しい天然繊維。

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スタンドの光りがホッとするディスプレイ。

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店主の佐藤瑞果さん。

Rom・jen ロム・エン

セレクト雑貨とティールーム

「ロム・エン」はタイ語で「木陰」という意味を持つ。店主の佐藤瑞果(みずか)さんのお母さんが、1993年にオープン。約8年前に譲り受ける。
「自分自身、心を動かされた作家さんたちの作品を中心に、流行にとらわれないものをセレクトしています」
店内には、アーティストたちの丁寧な手仕事から生み出される器や置き物、手編みレースのドイリーや小物、アクセサリー、ステーショナリーなどが、ギャラリーのように置かれている。
「こだわりの雑貨を楽しんでいただき、お客さまにはちょっとした隠れ家のような存在になれたら、と思っています」
同じ空間にティールームも併設されている。ひとつひとつゆっくりと見てまわったあとに、ホッと一息つけるのがうれしい。
お茶を飲みながらあれこれ思いをめぐらす時間は、欲しいものを確かめるための大切なひとときだ。
「2007年の1月にお店をリニューアルしました。妹も加わり新たにスタートをきりました」
妹の志織さんは、主にティールームを担当。志織さんが焼く、ベ-グルやワッフルなどのお菓子も評判がいい。

瑞果さんオリジナルのハンドメイドバッグ。
一針、一針ていねいな刺繍がほどこされている。

「手作りのものは苦手で、興味がなかった」という瑞果さん。ある日、雑誌で一人の手芸作家の作品に心を打たれた。
「その人は、毛糸やたこ糸で刺繍をしていました。こんなに素敵なものを作るんだと感動しました」
そのときの思いが、刺繍をほどこしたバッグを作るきっかけにつながっていく。やがて友人の目にとまりお店に置いてみたらとすすめられるようになる。
「バッグやポーチ、小物など5年の間に200コほど作りました」
型紙をおこすところから、デザインまで全て瑞果さんオリジナルのハンドメイドバッグ。一針一針、ていねいに刺してある糸の模様には心を落ちつかせる静かな美しさがある。

2人のおばあちゃんから培われたもの

バッグは大好きなリネンを素材にしている。
「デザインは花をモチーフにしたものが多いです。写真やイラスト、絵などを見てイメージしていきます。自分の中から自然に出てくるときもある。お客さまを見ていてふと思いつくこともありますね」
おばあちゃんは、洋裁の先生だった。
布の扱い方、はさみの入れ方、針の持ち方やミシンのかけ方。日々の生活の中、言葉を覚えるように幼いころから少しづつ備わっていったのだろうか。
「もう一人の祖母は日本画を描いていました。私も子供のころから絵を描くことが好きでした」
瑞果さんのつくるものに感じる凛とした美しさは、2人のおばあちゃんから自然に培われているものが根っこにあるのだろう。
おもにお店が休みの日や夜に制作する。
「刺繍はお店の片隅でもできるのがいいですね。針を刺しているときは、集中して何も考えない。これからもイメージを豊かにしてたくさん自分の作品を仕上げていきたい。一人でも多くの方に手に取っていただけたら嬉しいです」
話をする瑞果さんの傍らには、刺しかけの布がそっと置かれていた。kマーク

※バッグは現在、展示会のみでの販売になっております。
店頭でご覧頂くことはできません。

Rom・jen ロム・エン
〒963-8874 郡山市深沢2-10-9(株)東北カーペット内
TEL.024-932-4855 FAX.024-932-4856
営業時間/AM11:00~PM19:30
(ティールームのオーダーストップはPM19:00)
定休日/毎週火曜日・第4水曜日
駐車場/有り