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高野幸江さん

店主の高野幸江さん。
「お菓子作りは大好きです。飲み物などオリジナルのメニューを考えるのも楽しいですね」

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yuki cafe 高野幸江さん

はじめまして「yuki cafe」です。
どうぞごゆっくりお過ごしください。

いつも歩いている通りに小さなカフェができた。
お店が出来るまでの数ヶ月の間、通るのが楽しみだった。
あ、花壇に花が植えられた。
ドアが新しくなってる。
カーテンの感じが素敵だなあ。
窓から灯がもれている。
ちょっとのぞいてみようか。
通るたびに少しずつ変化していく店を眺めながらドキドキして歩いた。
ある日、ドアの所にオープンの文字が見えた。いよいよ開店だ。
yuki cafeは、2010年8月21日にオープンした。ドアを開けると木造りのあたたかみのあるテーブルと椅子、カウンターが迎えてくれる。お店に入るとシンプルで落ちついた空気とお菓子のほのかな甘い香りに包まれた。
「お客さまは、一人か二人で静かに本を読みながら過ごす方が多いですね」
店主の高野幸江さんが穏やかな笑顔で話してくれた。
「まだ開店して間もないのですが、一人でお見えになるお客さまで、ここに置いてある本の中から同じものを手に取って読んでいかれる方がいるんですよ。私がいいと思って置いておく本ばかりです。読んで下さるのはとても嬉しいですね」
窓辺の小さな本立てには、幸江さんが好きな本や雑誌がそっと置かれている。

お菓子作りは楽しいです。

お店のメニューには、幸江さんの手作りのシフォンケーキやお菓子、オリジナルのコーヒ−などが並ぶ。
「お菓子は以前、会社勤めをしていた頃から趣味で作っていました。家族や友だちに美味しいと言ってもらえるのが嬉しかったですね」
幸江さんが、初めて作ったのはパンだった。
「粉がパンになったときには感動しましたね。それからお菓子を作り始め、その流れでシフォンケーキを作って失敗して、くやしくて。独学で作っていたので基本的なことがわかっていないことに気づいて一日だけ東京へ行き、専門の先生から教えを受けました」
お菓子作りに関しては、負けず嫌いだという幸江さん。うまくいかないと悔しいという。他のことは全然そういうことはないんですけれどね、と目尻を下げて笑った。

思いのこもったyuki cafeオリジナルマーク
「ユキウサギ」

「このお店は一人では出来なかったことです。開店前は、古い建物なのでどこまで手を加えればいいか、悩みました。内装工事を含め、関わって下さった方々にとても良くしていただいたことありがたく思っています」巡り会った人たちや支えてくれる家族に感謝しています、と丁寧に話す幸江さんだ。
yuki cafeにはショップカードなどに使われているオリジナルのマークがある。幸江さんの名前からイメージしたという「ユキウサギ」のイラストが愛らしい。
「私がデザインをして、それを姉が消しゴムハンコにしてくれました。実は5年ほど前からお菓子をあるお店に置かせていただいています。そのきっかけを作ってくれたのが姉でした。私の作るお菓子を友だちを通してお店に紹介してくれたのです」
お菓子の袋には、かわいいユキウサギのレッテルが貼られているという。
「お菓子を作りはじめた頃から、いつかはこういうお店をやりたいと思っていました。その思いも姉がいてくれたからこそ、姉のおかげなんですね。私の心を姉が後押ししてくれました」
お姉さんの思いなくしてはこの店はやれなかったこと、二人のお店だと思っています、と静かに話してくれた。

来ていただけるお客さまに感謝しています。
願いはこの仕事を長く続けていくこと。

「一日に一人でも二人でも、来ていただけるお客さまは本当にありがたい。このお店をやって良かったなあと思うことは、人との出会いです」
置いてある一冊の本を通して、飾ってある一輪の花から会話が生まれていく。昨日までは知らなかった人と言葉を交わすことがいつのまにか自分の中で少しずつ活力になっていく。
「お出でになったお客さまとひとことでもふたことでもお話できた日は、ああ今日もこれで心穏やかに眠れる、そう思います」
願いはこの仕事を長く続けていくこと。自分の感性を信じて少しずつお店を成長させていきたい、幸江さんはそう言いながら真っすぐ前を向いて微笑んだ。

マイニチヲゲンキニ、カラダヲタイセツニ。 
ガンバレユキエサン。kマーク

2010.09.14取材

yuki cafe
〒963-8021 郡山市桜木2-22-5
TEL.090-7320-1705
営業時間/AM11:00〜PM18:00
定休日 /毎週木曜日と第1・3水曜日
駐車場 /有り3台