072おからCafeまない
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高橋龍さん。
絵を描くことが好きだという高橋さんは、美術の学校を出ているそうです。ハワイに住む叔母さんが描いたという絵を大事そうに見せて下さいました。

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橋本麻里亜さん。
今年、入社したばかりの橋本さん。ベレー帽がお似合いです。製造を経てカフェ担当になり毎日、笑顔でお客さまをお迎えします。

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おからCafeまない
高橋龍さん、橋本麻里亜さん

おからCafeまない

秋風が気持ちのいい土曜日の午後に「おからCafeまない」を訪ねた。
「いらっしゃいませ」
明るい声で迎えてくれたのはスタッフの橋本麻里亜さん。カフェ制服とベレー帽が似合う笑顔が素敵な女性だ。
「まない」では、テーブル席に着く前にカウンターで注文をする。
ランチメニューはエゴマ豚のおからバーガーサンド・スープセットとおからキッシュ・スープセットの2種類。
キッシュはトマトキッシュ、黄色キッシュ、雑穀キッシュがあり、どれにしようか迷っていると橋本さんがひとつひとつ丁寧に説明してくれた。
スープも2種類から選べ、この日はトマトスープとキノコスープ。迷った末に人気No.1だという雑穀キッシュとキノコスープにした。
はじめて食べるおからキッシュはどこかなつかしい味がした。
ゆっくりとかんで旨味をあじわう。ああ自分は今、身体にいいものを食べているな、そう感じながらかみしめた。具沢山のキノコスープも身体に沁みる美味しさで、大きめの器でたっぷりといただけるのが嬉しい。
このランチメニューはランチタイム内であれば、テイクアウトもできるという。キッシュは日持ちがすると聞き買っていくことにする。
「冷蔵庫で数日もちます。オーブントースターで温めて食べてくださいね。香ばしくて美味しいですよ」
橋本さんが微笑みながらそう教えてくれた。
店内には、様々なおからクッキーやおからパン、その他に自然食品などが買えるスペースがあり、ひとつひとつゆっくりと見て回る楽しみもある。

手間を惜しまず時間をかけて丁寧に作っています

2013年3月13日にオープンした「おからCafeまない」。おからクッキーを作り続けて20年の「おからはうす」の思いのこもったカフェだ。
「これまで主に首都圏などの自然食品を扱っているお店に卸し販売していましたが、地元の方にも気軽に食べてもらいたいと思いカフェスペースを作りました」
おからの魅力やすごさを届けたい、多くのお客さまに楽しんでもらいたいとマネージャーの高橋龍さんは話す。
「おからはうす」のクッキーは、高橋さんのお母さんである社長が発案したもの。身体が弱かった社長ご自身の経験をもとに、添加物を使わず家庭の手作り料理のように手間を惜しまずに時間をかけて丁寧に仕上げる。
熱心な従業員にも恵まれ、どうしたら美味しくなるか良くなるかというみんなの思いが日々を紡いでいく。
「おからはうす」では、関東、関西方面で定期的に試食販売をしている。社長も積極的に出向いており、心待ちにしているお客さまも多いという。
「10年程前にこんなことがありました。社長あてに、試食販売で知り合ったお客さまから手紙が届いたのです。高校生の娘さんがおからクッキーで摂食障害が治った。おからクッキーがなかったら娘は今、生きてはいないでしょう、というお礼の手紙でした」
おからクッキーは食物繊維が豊富で栄養バランスがいい。しっかりと水分を取りながら食べ、よく噛むことによって満足感を得られるという。
「おからを使ったものはとにかく時間がかかりますが、材料や手間など妥協しないで堅実に作り続けているから今があるのだと思っています。利益よりも身体によいものを作り、これからもお客さまの要望に応えていきたい。多くの方に求められていることを感謝しています」

「まない」へ込めた思い

「まない」という名前は、古事記などの日本神話に出てくる「真名井」が語源です。聖なる水、清浄な水という意味があります。
キリスト教の旧約聖書にも「マナ」という言葉があり、食べ物(パン)を示していて神聖なものを意味しています。神様が授けてくれた食べ物で、人々が飢餓で苦しんでいる時、モーゼの祈りが神に通じ、マナを天から降らせたという記述が残っています。
他にもハワイなどでは、聖なる力を「マナ」といい、長寿の樹にマナが宿るといい伝えられています。
食べ物や水のように生きていくために欠かせないものへ感謝をしながらお客様が身も心も満たされるようなものを作りお出ししていきたい。
「まない」という名前にはそんな思いが込められているのです。kマーク

2013.10.29取材

おからCafeまない
郡山市桑野2-16-8
TEL024-921-6216
営業日/11時〜19時
    ランチタイム11時〜15時
定休日/日曜日
駐車場/有り