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旅先案内人 稲忠 稲村キミ子さん |
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「おわいなんしょ」やわらかな会津弁に心が和む。 |
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「おわいなんしょ」会津弁で「おあがりなさい」。そう言われて、店の一角にしつらえた稲村さんの「茶の間」でお茶と会津名物・こづゆをごちそうになった。 稲村さんは、七日町通りに面した畳やい草、和風のれんを扱う「稲忠」のおかみさんであり、会津の商店街が中心となって行っている「会津楽市」の旅先案内人の一人でもある。 旅先案内人は「おもてなしカード」を持っている。観光客が訪ねていくと「それを食べたいのなら、あのお店」「おみやげを買うなら、このお店」と紹介してくれ、カードに自分の名前を書き入れて「ここへ行ってみらんしょ」と、渡してくれる。 しかし、稲村さんの役割はそれだけではない。 「会津のことばでお客さんに話しかけるっしょ。はじめて会津に来たような気がする、お客さんがホッとすると思う」 確かに稲村さんの会津弁には、寒さでこごえる体をお湯につけたときのようなあたたかさがある。 観光客には想い出を持って帰って欲しい。想い出とは「人と人とのふれあい」のことだ。観光名所を周り、店で飲食したり、みやげを買うだけではない、心の想い出を持って帰って欲しい。 そう思って、店の中に茶の間をつくった。そこで観光客と何時間も話し込むときもある。会津を訪れるたび、立ち寄っていく常連さんも多い。 稲村さんの中には、年齢を重ねた人しか持つことができない知恵と信念がある。 「会津の人は人情味がある。口下手だが、相手に対する思いやりがある」 だから、観光客の話にも自然と親身になる。旅先案内だけでなく、人生の道案内をするときもある。 稲村さんは、もう1つのふるさとであり、もう1人のお母さんなのだ。 |
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| 稲村キミ子さんに会うには…。 稲忠 会津若松市大町1-1-33 |
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