このサイトは2001年〜2007年に取材、掲載したものです。現在の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

川番所

▲お店外観とのれん/白地に「衣」の一文字が美しい。

店内

▲五福箱/かつて半襟やすそ回し、はっかけなどの着物の小物を入れていたという木箱。
趣きがあり、まるで宝箱のように置かれている。

こけし

▲おすすめの靴/「日本一履きやすい靴」とある。牛革オリジナルシューズで種類も豊富。お値段は17,640円。

花火玉

▲お客さまとお茶を「奥さんの喜伊子さんのアドバイスは嬉しい」とお客さま。
お茶をいただきホッと一息。

こけし

▲4代目ご主人/ご主人の佐野弘治さん。
絶えず笑顔の接客はさすが老舗のご主人の風格がある。

地図

衣料品 さのや

喜多方市塩川町字中町1916
TEL・FAX0241-27-2033
営業時間/午前8時30分〜午後7時
定休日/毎月2日と16日

塩川町老舗の衣料品店

昔の呉服屋さんを思わせるはんてんを着て迎えてくれたのは、衣料品の店「さのや」のご主人、佐野弘治さん。笑顔が印象的な恰幅のいい方だ。
藍染めのはんてんの合わせ部分には「さのや」の屋号が入っている。
「私で4代目になります。以前は和装ものを中心に販売しておりました。のれんの注文も多かったですよ」昔は会津に藍染めの工場があって賑わったという。
高校生の頃にお父さんを亡くされ、その頃からお店は自分が継ぐと決めていたという。
「塩川町から出たことはありません」きっぱりと言うご主人。この町で頑張りつづけ、この土地に根をおろし先代からののれんを引き継ぐ。やがて奥さんの喜伊子さんと結ばれ、お店を盛りたてて来た。
喜伊子さんはお話しの仕方が丁寧で上品な方だ。
「きれいな奥さんですね」「いやぁ、あははは」と嬉しそうなご主人。お似合いのご夫婦だ。
お店はご主人と奥さん、お嫁さんの3人で営んでいる。

「時々ふたりで東京へ仕入れに行きます」

店内にはたくさんの洋服がディスプレィされている。落ちついた色合いのコート、形のいいジャケット。おしゃれなブラウス、着心地のよさそうなセーター等種類も豊富だ。
「洋服の品揃えはほとんど家内におまかせです」
時々おふたりで東京に仕入れに行くそうだ。「ほとんど日帰りですがね」と笑うご主人。
あれやこれやと品定めをする様子を思い浮かべると楽しそうに思えてきて、なにやらうらやましい。

「ここには素敵な服があるからね、よく来ますよ」
とお客さん

「ここの奥さんはわたしと同じ名前なんだよ」とお客さんが嬉しそうに笑う。
「この店には私らにちょうどいいステキな服が置いてあるから来るのが楽しみなんですよ」
春物の洋服を買いに来たという3人のお客さまの顔が輝やいている。
「こちらの色がお似合いですよ」
「ボタンをはずして着てもステキですね」
鏡の前でジャケットを試着をするお客さんに適格なアドバイスをする喜伊子さん。「奥さんはセンスがいいからねぇ、私らもアドバイスしてもらって助かりますよ」お客さんとの会話も弾み、店内には笑い声が絶えない。
「いつもお茶を接待しながらお客さまにオシャレの相談をしたり、いろんな話をして喜んでいただいております」
お茶の用意をしながらご主人がほほえんだ。

3人のお客さんもレジを済ませ、さあこれから楽しい話に花が咲くのです。
お話を聞かせて下さりありがとうございました。
ステキな洋服が見つかってよかったですね