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五郎兵衛飴総本舗

五郎兵衛飴総本舗

ランチ

「五郎兵衛飴」6個入り310円(税込)
武蔵坊弁慶や白虎隊も食べたとされる。

海野さん

会津産の良質な白もち米を使い、無添加で作られる。
黄金色の水飴のような五郎兵衛飴は滋養に富んでいる。

味噌漬けチャーハン

「五郎兵衛飴もなか」12個入り670円(税込)
店では五郎兵衛飴を元にしたお菓子を扱っている。その中のひとつ。

クラフト

思わずつられて笑ってしまう高橋さんの人柄。立ち寄った際には、高橋さんと世間話でも。

2003〜2004冬【第八巻】新撰組と白虎隊の足跡 06

五郎兵衛飴総本舗

五郎兵衛飴ひとすじ。
今日も誇りをもって店を開いてます。

会津若松市駅前町7-11
TEL/0242-22-5759
■営業時間/【夏期】AM8:30〜PM6:30
      【冬期】AM9:00〜PM6:00
■定休日/無休

五郎兵衛飴、ひとすじ

五郎兵衛飴総本舗は、鎌倉初期に創業してから800余年。
店名通り、五郎兵衛飴ひとすじで続けてきた。
五郎兵衛飴は、会津産の白もち米を使った素朴な甘みが楽しめるお菓子で、透明な黄金色をしている。
五郎兵衛飴は、滋養に富み、お産した人にいいのだと、店のおばさんの高橋さんが教えてくれた。
伝統的なこの飴は、古くは武蔵坊弁慶や白虎隊も食べていたというエピソードがある。
店では、五郎兵衛飴を元にした「水飴」や、「五郎兵衛飴もなか」などを取り扱っている。

雪深い日も、晴れの日も、店を開けて待ってます

現在、店は高橋さんご夫妻で営んでいる。
会津が雪深くなる冬期は観光客も少なくなる。
でも、高橋さんたちが店を閉めることはない。
「雪深い時期になると店をしめちゃうところが多いけど、閉まっているお店ばっかりだったらさみしいでしょ」と奥さんが快活に話してくれた。
そういえば、私が店に入ってきた時も、世間話をしながら、あったかい笑顔を見せてくれた。
つい「高橋のおばちゃん」と呼びたくなってしまうような親しみを感じる。
取材中も高橋さんの奥さんは、五郎兵衛飴についての話しを淀みなくしてくれるかと思うと、店に飾ってある鶴ヶ城の写真の話しをしながら軽快に笑う。
こちらもつられて笑ってしまい、朗らかな空気に包まれた。
店を出る頃は、笑ったせいか、ちょっと元気をもらったような気分になった。
会津若松駅から歩いてすぐ。
飴を買いに立ち寄った際は、高橋のおばちゃんに会って、世間話をしながら一緒に笑うのもここを訪れる良さだと思う。

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